- 2010年9月15日 12:50
猫型人間
猫型人間をご存じですか。
最近増殖中だと警告する本を書いた方もいます。犬と比較しての話ですが、あまり人(上司)や組織全体になじまず、勝手な行動をする。いつでもそうかというと気まぐれで、やる時はやるぞ的な管理職泣かせの人を指しているようです。田中もこのタイプです。
田中は、少し違う観点で犬/猫の違いを観察しています。どういう場面かといいますと、排泄行為です。犬は電信柱をみるとやたらとにおいつけをしていますが猫はそのようなことはしません。すべての犬があのはしたない行為をするのか知りませんが、猫がやっているのを見たことはありません。猫は排便後、上から土をかぶせるしぐさをします。においをむしろ隠そうとするのです。
猫がはしたなさを心得ているわけではないでしょうから、ああいう形で自分の存在を誇示する気持ちがないのだろうと思います(推測です。そのかわり、1日に最低1回は自分の縄張りを巡回チェックしているそうです)。死ぬ時も猫は飼い主から離れるのに、犬は飼い主のもとで死ぬとか。
人間にも犬型/猫型があります。それ以外の型がないわけではないのですが、ここでは類型化してしまいます。
犬型人間:強烈に自己主張します。手柄は自分が活躍した結果だと、下手をすると別の人の分を横取りします。会議ではよく発言しますし、声(物理的な声量)も大きいです。狙い通りの結果でなかった場合には他人に責任をなすりつけます。政治家に多いような気がします。
猫型人間:私なんか大して役立っていませんよ、という態度をとります。組織活動の中でそれなりの働きをしていますが、全体がうまくいったらそれでいいじゃないか、誰が頑張ったからとか、あいつがいたからとか厳密に査定しなくてもいい、と考えます。
田中は猫型です。しかし、宴会(最近ありませんが)では犬型です。たまにはそういうこともいいでしょう??
このような人間が多い組織でマネジメントする方は大変だとお察し申し上げます。でも、決められたことを堂々と破るようなことはしませんし、破ったとしても全体に影響したり、不適合になるレベルではありませんから、無害ともいえます。オチのない話になってしまいましたが、忠犬ハチの話は有名ですが、忠猫タマの話は聞いたことがありませんネ。駅長として役立っているネコの話は聞きますが。
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