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マンション管理における改善  101117

  • Posted by: 田中 昇次
  • 2010年11月17日 11:38

マンション管理における改善

田中が住んでいるマンションの管理に関するものです。昨年、今年と、田中は管理組合の理事として活躍(?)しています。管理人の提供、消防法・建築基準法に基づく検査/点検/試験、金銭の出納等、マンション管理の大部分をある管理会社に委託しています。
今月「消防設備の点検」を行う旨建物入り口への掲示と各戸に案内状配付がありました。消防設備は、建物外部(共用部分)だけでなく、各戸の火災報知設備の点検が含まれています。(不正確な情報ですが、ここ何年かのところで、部屋毎に火災報知設備を設置しないといけないように、法律が変わったようです。)年2回点検していますが、5月に実施した際、49戸中8戸は住人が不在のため、実施できていませんでした。一番在宅の可能性が高い日曜日に実施していて、こんな状況です。

今回の案内状(消防設備点検のお知らせ)には次のような記述がありました。
消防法第十七条三の三に定める法定点検を下記の通り(①実施日、②時間、・・・・)実施いたします。
③点検項目  1.自動火災報知設備点検  2.誘導灯設備点検  3.避難設備点検 ・・・・ 7.防排煙設備点検
点検にお伺いする住戸について
◇全ての住戸にお伺いします
◇お伺いする住戸には、別途お知らせを配布致します      (以上です)

このお知らせでは、◇のどちらにもチェックマークは記入されていませんでしたし、文章を楕円で囲っていたわけでもありません。1の自動火災報知設備は各戸の各部屋にもあります。3の避難設備には、ベランダで下の階に逃げる設備が含まれています。しかし、案内状を見た人は、「管理会社は消防設備の点検をきちんとやっているようだ」とだけ考え、「自分の家の中で点検を受ける」ことについては想像すらしない可能性が極めて高いのです。
幸い、点検実施日より1週間以上前に理事会があり、管理会社に理事会として改善を求めたので、①5月に不在だった8戸に対しては別便で「今回は在宅し、必ず点検を受けてほしい」と伝えることとし、②次回の案内分は明確な文書とすることになりました。

この事例が不適合に当たるのか微妙なところですが、田中は重箱の隅をつつく審査員ではありませんから、とりあえず今回は改善ととらえます。顧客の指摘に対応して、というのは少し寂しい気もしますが・・・・。沢山のマンションを管理しているのですから、良い事例が管理会社の中にあるはずなのですが・・・・。サービス業の「品質」はむづかしい、といつも感じますが、自分が顧客の立場でみると、いくらでも「改善の機会」があるように感じます。

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