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健忘症  090807

  • Posted by: 田中 昇次
  • 2009年8月 7日 14:54

健忘症

3か月前に区役所から連絡があり、認知症の相談にぜひ来るようにというお誘いでした。区のシステムとして区民の健康診断を進めて(勧めて)いるのですが、その際、多数の質問事項が用意されていて、特定の項目に丸印をつけると、相談にいらっしゃいとなるのです。病院によっては物忘れ外来という診療科目がありますが、その予防版です。その連絡をみて、健忘症という言葉を思い出しました。

インターネットで調べると、すごい情報量です。一過性健忘症、若年性健忘症、心因性健忘症等々。ほかにも「あなたは健忘症ですか?」「健忘症とは物忘れから記憶喪失までの広い概念です」など、とても覚えきれない、忘れないことに対する自信をなくしてしまう記事がこれでもか、と並んでいます。

以前(20090430で)用語の定義が違うのでEMSとQMSの統合はむづかしいということを書きました。ある一つの用語に複数の解釈が成り立つことは、議論する上での阻害要因となります。政治・外交の世界では玉虫色の決着というのがあるようですが。

とりあえず、区の保健センターに行ってきました。行く/行かないは自由なのですが、区からの通知が来るのと前後して、お客様と約束した時刻を間違えるという失敗をしていたので、同居家族から是非行くように言われたからです。
看護師の資格を持った方が対応してくれ、15項目のアンケートに答えた後、問診を30分程度してもらいました。問診のはじめに、3つの単語(菊、鳥、バス)を聞かされ、ある時間(20分くらい)経過後に覚えているかの確認をします、と言われました。今日は何月何日ですか?何曜日ですか?今の季節は何ですか?家族構成は?同居している家族の名前と生年月日は?等々の質問に答えていきます。幸い、3つの単語はすべて覚えていました。

その結果、現状では認知症らしい状況は見られない、CTとかMRIの検査をして器質上の異常があったとしても症状(認知症)との相関は判定できないのであまり意味がない、と言われました。日常生活での注意事項は、脳に刺激を与えるために、積極的に歩くとか、ボランティア活動など社会と接触する機会を増やすのが良い、とのご託宣でした。また、認知症の予防に効く医薬品も開発されているという話がありました。

とりあえずほっとしました。そのうち、「認知症の疑いが多少ともある」と指摘されたこと自体を忘れてしまうでしょう。

今年は夏らしい気象の日が少ないうちに立秋を迎えてしまいました。これが異常気象の部類になるのか、田中の脳みそも少しずつ異常の範疇に入ってきたのか?・・・マネジメントと関係ない話でごめんなさい。

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