- 2009年10月18日 16:41
- 経営
最近の報道で、未来に希望の持てる新しい技術が報道されていた。
現在の日本は、サブプライムの後遺症から抜けきれず、最近では消費材が下がり続けるデフレ傾向が顕著に現れるなど、決して明るい状況下にあると言い切れない。しかし、昨年来の世界的な景気刺激策により、大幅な下ぶれは今年の3月ごろを境に立ち直ってきており、株価も3月から5割ほど戻すなど回復期にあるようだ。
現在、日本はこの9月に民主党政権に移り、今のところは国会が開催されてないことから新しい政策も実行できない状況下にあるものの、鳩山首相が世界に向けて発信した温暖ガス25%削減は、産業界では賛否が2分化されている。しかし、地球環境は19世紀以降の化石燃料による排出ガス増、人口の爆発的膨張による緑の破壊、食糧増産による土地の荒廃等が確実に進んだことは事実である。
一方で、21世紀に入り、過去200年間の技術ベースとは異なる技術が花を開きつつある。日本が得意とするミクロの世界である。
例えは、カーボンナノチューブによる大容量キャパシタ蓄電、PS細胞から再生医療、カプセル型内視鏡、リチウム電池、水素発電、太陽光発電など、様々微細加工技術の延長線上に花形商品が花を開く段階に入っている。
これらの技術を初めとする高度な技術と、欧米には少ないロボットとの共同を通じて、微細技術を突破口に広く世界の環境改善に取り組むことが出れば、高齢化による国力の衰退や、就労者の増加など、現在抱えている課題の大半は解決できるのではないだろうか。
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