- 2009年4月14日 18:00
4月も半ばに入りやっと暖かくなってきました。というか暑いくらいです。もう地球温暖化状態です。
地球温暖化です。二酸化炭素等の排出によるGHGs(温暖化効果ガス)がビニールハウス効果を地球にもたらし地球表面温度が上がるということだそうです。国際的な専門家が集まった政府間機関である気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)もハワイで観測しながら、すでに温暖化は始まっていると報告しています。ただ、温暖化が実際に進んでいくと、どのような問題が健在化してくるのかよくわかりません。「しろクマさんがいなくなっちゃう」「台風が多くなる」「海面が上昇する」などと言われていますが、それならば「しろクマさん保護地域を作る」「台風や高波に強いインフラを作る」など、これまでのように後付けで対応してもいいのでは?ダーウィンの法則的に温暖化に強い生き物だけが選択され進化していくだけではないのでしょうか?日本の政府は膨大な国費を使ってエコをしなければならない理由をもう少し説明してくれないでしょうか?
なぜなら環境保護の自覚を高めるには、エコを進めなかったときにもたらされる結果を知っておく必要があると思います。以前は温暖化の影響はいろいろと意見が分かれ明確ではなかったのですが、今はシュミレーションも行われ時系列に理解できるところまで来ています。なぜ、それを政府やメディアは説明しないのでしょうか?
一つにはFree Riderの問題があると思います。一般製造業や製薬会社、旅行業でも同じようにCO2削減を要求しています。極端にいえばフロリダの海岸沿いの豪邸に住む裕福層の生活を守るために、内陸のトレーラーハウスに住むの人たちにも同様の負担が課されます。たしかにPPP(Polluter Pay Principal)の原則では業種や住んでいるところを問わず削減量や負担を同様にすべきですが、受けるメリットは大きく異なります。このFree Riderが環境政策上大きな障害になります。今のCO2削減への取り組みはいわゆるOUTPUT(排出)側の影響だけを見ています。自然環境の価値を公平に考慮し、その恩恵(資源だけでなく景観や情報も含めて)を搾取・利用する側にも負担をしてもらうことが大事だと思います。次回はその環境っていくら?を考えてみたいと思います。
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