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謹賀新年 

  • Posted by: 岩田美知行
  • 2012年1月 5日 00:00

謹んで新年をお祝い申し上げます。
昨年は、新春早々にアラブの春の嵐が始まり、国内では未曾有の東日本大震災にみまわれ、年末は北朝鮮の金主席の逝去という何とも動きの激しい年でした。
一方先進各国では、多くの国が財政逼迫という大問題が顕在化し、ギリシア、イタリアの国債利回りが急上昇し、緊急支援といった状況に追い込まれ国際市場が動揺をきたした年でした。
このように、先進国、新興国ともに時代の流れに翻弄されるといった年だったと思っております。
さて、今年の日本はどのような年になるのでしょうか。
様々な重要課題が山積しており、これを上手く乗り越えられるかどうかが、今後の日本の試金石となるのでは思っています。
・税・社会保障の一体改革が成功させられるか。
・TPPを始め、EU,中韓とのFTA,アセアンとの自由貿易協定の締結が出来るか。
・普天間移転に決着がつけられるか。
いずれも政治が決められるかどうかであり、今後の日本の方向性を定める分水嶺の年となるのではないかと思っています。
また、身近な問題としては、巨大地震対策と、福島原発の後処理問題が今年の大きなテーマと思っています。
日本が、明治以降重点を経済優先に進めてきたことが、過去の歴史に学ぶことなく経済合理性に基づいた施策を進める根拠が甘い「想定」であり、その「想定」を前提として、「想定外」の事態だったために被害が防げなかったという云い訳を云える風土を生みだしてしまったことは自明でしょう。
2012年は、東日本大震災に遭われた方々の復興と、一日も早い福島原発の安定停止の実現と除染がまず最優先されるべきものと考えます。
経済も大事であることは云うまでもありませんが、その前に、そこで暮らす人々の安全と安心した暮らしが出来たうえで、経済だと思うのは私ばかりでしょうか。
今年も、皆様とともに頑張っていきたいと思っておりますので、宜しくお願い申し上げます。

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